少女から大人への階段を上るまでの揺れ動く乙女心。
見失いそうになる自分。
誰もが感じている事だったり。
それはまるで 雲の切れ間から時々差し込む日差しや、淡いセピア色に少しずつ色がつく様でもある。

amuco
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少女から大人への階段を上るまでの揺れ動く乙女心。
見失いそうになる自分。
誰もが感じている事だったり。
それはまるで 雲の切れ間から時々差し込む日差しや、淡いセピア色に少しずつ色がつく様でもある。
財布が。
それはまるで生きた人間の様に刑事となり事件を次々と暴いていく。
若年性アルツハイマーになってしまった主人公。
昨日まで当たり前に出来てた事が出来なくなる。
言葉が上手く出てこない。
焦りと共に冷や汗が。
認めたくない自分。
自分自身への苛立ち。
周囲に気付かれたくない思い。
家族の苦悩・葛藤。
何十回・何百回通った道なのにわからなくなり、街中でパニックに陥る場面には恐怖さえ感じました。
他人事とは思えない程、読む人に考えさせる物がありました。
恋人をレイプした犯人達をこの手で捕まえる為に、真相究明する黒木。
大切な女を護れなかった自分自身への苛立ち。
少しづつ明らかになっていきつつも 未だ釈然としない。
掴めそうで掴めない。
目を覆いたくなる表現が随所に出てくるが、行く末が気にならないでもない・・・。
夜の世界で働く女のしたたかさが巧みに描かれている。
ドラマのキャストもピッタリでいう事無し。。。
電車に揺られているかの様に流れていくけれど。
人として失くしちゃいけない物・大切な事が描かれています。
歩んで来た人生も、境遇も違うそれぞれの人生の大切な一時が詰まっています
交通事故により、娘の身体に乗り移ってしまった妻。
娘が生きられなかった分を精一杯生きる姿。
気持ちに折り合いをつけようと奮闘する夫。
それぞれが悩み・苦しみ 時に傷つけ合う事も・・・。
それぞれがそれぞれの人生を必死に生きる姿。
宿命を受け入れ。全うする姿に、生きる強さを感じました。
いつだってどんな時も 誰よりもわがままを言えて。
一番甘えられる存在で。
揺るぎない愛があって。
ツマとムコの何気無い日常の中には(特に2人の食事風景のシーン)沢山の愛が溢れていて。特別な物は何にも要らなくて。
ありのままでいいんだって思えました。
隣人の引越しにより壊れていく家族。
少しずつ、でも確かに火の粉は家族を焼き尽くしていく。
募る不信感。じわじわと迫り来る恐怖。
窮地に立たされ家の中で孤立する娘。
隣人を信じて止まない母。
家族の一員になったつもりで、ハラハラ・ドキドキしながら読んで欲しい。