日本へ正式な戒律をもたらすという使命を担い、遣唐使船に乗り込んだ4人の留学僧-普照、栄叡、玄朗、戒融-。鑑真の来日という歴史的事件の実現に至るまで、全く別の道を歩むことになる4人の人生を、濃密な情景描写、歴史考察とともに描き出した作品である。
このサイトで知って読みたくなった本の一冊です。
奈良時代から平安時代にかけて、日本の発展のために使わされた遣唐使。
ある船は嵐に飲まれ、ある船は海賊に襲われ、無事たどり着いたとしても再び国土を踏みしめることが出来るかは分からない。
そんな危険な賭けに臨み唐と日本を行き来した多くの日本人たちが、確かに存在していた。
その多くは歴史に名を残していない。しかし、彼ら一人一人の運命が積み重なって、古代日本-すなわち今の日本の基礎が形作られた。
そんな歴史の壮大さを、この本は感じさせてくれると思います。
