ボーイスカウト―20世紀青少年運動の原型 (中公新書)

ボーイスカウト―20世紀青少年運動の原型 (中公新書)

田中 治彦

出版社: 中央公論社
ISBN: 4121012666
発行年:

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  • ボーイスカウトを提起した英国軍人ベーデン・パウエルの生涯を追うことからボーイスカウトの歴史を振り返っている。
    ボーイスカウトというと野外活動を行っている子供たちの集団で、どちらかというと健康的というイメージがあるが、もともとは少年たちへの軍事訓練を目的として始めたものであるということをこの書で初めて知った。まあ、"scout"が「偵察」という意味を考えれば、納得のできることではあるが。
    しかし、これはボーイスカウトの草創期と発展期が二つの大戦の時期とかち合ったため、致し方のないことだったのかも知れない。
    その後、ボーイスカウトは紆余曲折を経て、国家主義から国際主義へと路線転換を果たし、世界的な青少年教育の場へと発展していき現在に至るのである。
    ボーイスカウトの現在の目指す国際理解は、まずそれぞれの民族や国家の良き公民となり、それから他民族や他国との共存を図るというスタイルである。つまり、まず日本人となり、それから国際人を目指すという考え方である。この考え方は現代の国際教育を考える上で、重要なことであるように個人的には思う。
    私はボーイスカウト活動は行ったことがないが、青少年教育を考えたとき、学校教育だけではなく、このような活動は大切にしていくべきだと考えるが、ボーイスカウトに入っている子供の数がファミコンが発売されたのと同時に減少傾向になったのは、時代の流れとして仕方のないことなのかも知れない。

    • yukino-hotaru
      3ヶ月前
      yukino-hotaru hotaru
      ファミコンとボーイスカウト・・・意外だけど、納得の反比例ですね。