県庁おもてなし課
県庁おもてなし課
- 2011/03
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 4
- 4048741829
- すず
- 観光を盛り上げようという「県庁おもてなし課」と作家の奮闘。 お役所感覚。 それはいつも批判の対象ですし、この本の最初の方を読んでいると、そのまどろっこしい公務員たちの感覚にイライラすることも。でも、後半に出てくるように「失敗への批判」を行う住民側にも責任の一端はあるんですよね。「公務員は悪」という昨今の風潮のように。 公務員は変革を行え、ただしお金も使わず失敗もせずに…なんて。 私の勤め先も一般企業とはいえ旧態依然としたいわゆる大会社なので保身に走って変革を恐れ、部門間の縦割りなんてのも当たり前なので身に覚えある部分も。 色々考えさせられる部分はありますが、やはり有川さんの書かれるストーリーということで、読み易く、そしていつもどおりの大団円です。 こんなにうまくいくわけないよねwといいたいぐらい。 時折「吉門=有川」視点がどうしてもちらつき、ちょっとした上目線に違和感を覚える部分もありますが、高知含め様々な所を旅してみたくなる本です。
- tomomi
- 高知県の観光を盛んにしていこうとするが、“お役所感覚”(本人達は悪気はない)によりグダグダになっていた「おもてなし課」。彼らは、観光大使を依頼したある作家からのメールをきっかけに変わっていきます。 「観光を盛んにするってどういうことか」「民間感覚って何」「お役所仕事になってしまう理由」などを読みながら学ぶことができました。 一見すると頼りない主人公の掛水が、何回駄目出しされても頑張る姿に思わずエールを送りたくなります。また、甘~い恋愛要素もバッチリと入っていました。掛水と多紀ちゃんが、二人揃って吉門さんに対して嫉妬してしまうあたりが良かったです。 観光を盛んにしたい県庁の皆様、ぜひ読んでください!!と思ってしまいました。
- Roboko
- 高知県を舞台に、”お役所仕事”の枠の中で苦しみながらも、観光振興のために奔走する、県庁の「おもてなし課」と地元を愛する作家達の闘いを描いた物語です。 観光立県を目指すべく、おもてなし課の若手職員・掛水は、地元出身の人気作家・吉門に観光特使就任を依頼するのですが・・その吉門から手厳しい批判を受けてしまいます。 私自身は、観光を客として楽しむばかりでその舞台裏のことは何も知らなかったのですが、地方観光振興とはどういうことで、それを行うべき行政がどんな「不自由さ」を抱えているのか、楽しく知ることができました。もちろん、そんな風に学ぶだけではなく、有川浩さんらしい、甘い恋愛成分もしっかり入っていています。 読み終えてみると、無性に高知旅行に行きたくなってしまいました。 地方観光が活性化していくように応援したくなる一冊です。





